大好きな先生に、敬意と感謝を伝えたかった話。

先日、聖地・パシフィコ横浜で開催された「ネオロマンス25thアニバーサリー」と「アンジェリークメモワール2019」にまだまだ未熟者ではありますが一人のネオロマンサーとして参加してきました。

改めまして、ネオロマンスそしてアンジェリークの皆様。25周年おめでとうございます。

 

2日間連続の仕事終わりからのイベント参列は体力的にかなりつらいところもありましたが、客電が消えて開幕のブザーが鳴って幕が上がって、並び立つキャストの方達が見えた瞬間、連勤の疲れも眠気も一瞬にしてどこかへ吹き飛びました。

たくさん笑って歌って泣いて、みんなでお礼を言って言われて、またここで逢いましょうと言ってくれてそれを実現してくれる作品というのはそんなに数が多くないと思います。

ましてや25年という長い年月を続けてこられるというのは本当にすごい事だと、今回のイベントに参加して改めて強く思いました。

 

自分の中でネオロマはどういう位置にいるのだろう・・・と考えた時、タイトルにも書いた『先生』というのが一番しっくりきた表現でした。

 

なぜ先生なのか。

 

私はゲームをあまり買ってもらえない家庭で育ち、かつ自分でプレイするよりも他人がプレイしているのを観るのが好きというこどもでした。

年の離れた兄は自分のお金でゲームを買って遊ぶ人だったので、私はその後ろで攻略本を片手にプレイを見守るというのが自分なりのゲームの楽しみ方でした。

その後中学に上がった私はサクラ大戦という自分にとっての『人生』と呼べるゲームに出会うのですが・・ここでは割愛します。

 

話を戻して。

ネオロマンス作品との出会いは専門学生の時で、同級生に貸してもらってプレイした「遙かなる時空の中で3」「遙かなる時空の中で八葉抄」でした。

当時、サクラ大戦以外のゲームはほとんどやった事がありませんでした。育成系もアクション系もRPG系も自分でやるには全く長続きしない人間だったので、新たに女性向けゲームというジャンルも正直ちゃんと最後までプレイ出来るのか不安でした。

 

今思えば、入り口が遙かシリーズで良かったなぁと思います。

そんなに難しい操作も必要なく、戦闘シーンもオートでプレイ出来る。会話を選択してお話を進められる。美麗で魅力的なキャラクターと豪華な声優陣。登場人物の数だけ広がっていくストーリー分岐。乙女ゲー初心者だった自分にとってとても優しく衝撃的な作品でした。

遙かの次にプレイしたのは「金色のコルダ」(無印)

これもお借りしてのプレイ。金色を最初「こんじき」と読んでいた頃が懐かしい(笑)

学院中を走り回って妖精を探して楽譜を集めるというのが本当に大変で。ルートへ入る為のヒントやイベントの起こるフラグが全く解らず、なかなか良いエンディングに行けずものすごく苦労しました。。。遙かで乙女ゲームに慣れていなかったら、ここでネオロマシリーズ作品を遊ぶのは正直諦めていたかもしれません・・。

ただ、コルダには今まで深く知ることの無かったクラシックというジャンルに触れる事が出来ました。聞いた事はあっても題名は・・・という楽曲をたくさん識る事が出来ました。愛のあいさつを聞くと、どこかでリリ達の存在を探してしまう事もありました。

コルダのおかげで日常の中で音楽を感じる機会が多くなったのは間違いありません。

 

段々とネオロマンスにはまりつつあった私は、小学生の時の初恋相手だった神奈さんが「アンジェリーク」というゲームにご出演されていて、しかも同作品には再放送で激ハマりしていたフルハウスジェシーおじさんの吹替を担当されている賢雄さんがご一緒されていると知り、これはなんとしても遊びたい・・・!!と思いたち、初めて自分で購入したのが「アンジェリークエトワール」でした。

個人的にアンジェはコルダを超える難易度で、どれだけ仲良くなってもデートをすっぽかされたり、苦手な育成と恋愛の両立というのがとても大変で何度も挫けそうになりました。けれど、自分で産み出した惑星が少しずつ成長していくのが目に見えてわかったり、デートでベストな贈り物を渡せてものすごく喜んでもらえたり、試行錯誤してたどり着いたEDで流れたムービーが、かつて類を見ないほどの美しさと眩さで。あの時の達成感はとてつもないものだった事をよく覚えています。

入り口はランディとオスカー様だったけど、この時レオナードという守護聖様に出逢えたのは自分にとって本当に良かったな・・と思います。

 

アンジェの流れから購入したのは「ネオアンジェリーク

ネオアンのキャスト発表をイベントで観た時、小野坂さんがいらしたのにはこういう系統の作品に出演されるイメージがなかったので本当に驚きました。あと勝平さんも。ネオアンはキャスティングがとにかく絶妙だなぁと思いました。

ゲームシステムはなんといっても夕食会が・・!楽しいけど難しい・・・!!

あんなに他人の食事スピードに気を配った事はありません(笑)

恋か使命かというテーマはアンジェリークから変わらず深く重くあり、バッドEDをスチルコンプの為とはいえプレイするのは本当辛かったです。

ベルナールという自分の人生の中で一番好きなキャラクターにも出逢えました。基本主人公に自分は投影しないタイプなのですが、彼のルートだけはアンジェに自分を重ねてプレイしていました。結婚したいキャラ不動の1位です。

 

今現在、一番応援している「下天の華」 

下天についてはこの前の記事でがっつり書きましたが、ゲームもイベントも複数購入したり足を運んだりするくらいに応援している作品です。絶対にもっと売れていい。

25thアニバで松風さんと野島さんが冗談交じりで本能寺のくだりをお話されていましたが、あそこの物語の落とし込み方が本当に!すごいので!プレイした事無い方はぜひやって欲しいです!!

 

 

 

遙かなる時空の中でシリーズ。

3の運命上書きシステムというとんでもないシナリオ構成を産み出した人に金一封を贈りたい。

譲ルートで死ぬほど泣いて、未だにあの涙の量を超える乙女ゲーのルートは私の中で存在しない。

八葉抄は確か神経衰弱みたいなゲームがあったと思うけど、絵柄が全く覚えられなくて、最終的に姉に手伝ってもらってたなぁ。

4は初めて完全攻略をやり遂げた作品。総プレイ時間は250時間超という大記録(笑)

遙かの始まりの物語。移植されるのを今でも待ってる。

2は申し訳ないのだけど未だに未プレイで・・先日ダウンロード版を購入したので遙か20周年のお祝いまでにはプレイしたい。

5はキャストが一新して当時は本当に色々と言われていた。幕末から明治大正が好きだったので4の次にやりこんだ。ゆきちゃんを八葉の誰よりもムキムキに育てたのはいい思い出。。。

6では黒龍の神子が主役に。女性声優の中でも指折りのイケボで有名な斉賀さんをヒロインにするというのにめちゃくちゃ驚いたなぁ。秋兵を幸せにしたいってずっと言ってる。

そして来年の7。今後発表されるであろう情報を楽しみに待っています。

 

金色のコルダシリーズ。

無印は寝る時間を削って遊んでいたら、ある日コントローラーを握ったまま寝てしまって。次の日の朝、母親にTV画面に移った月森君を指さされて、「このイケメンは誰?」と聞かれて起こされたのが今でもめちゃくちゃ恥ずかしい思い出。

2はみんな大好き加地くんが初登場。mixiで彼の事を心配するコミュニティに入ってたな~なつかしい。あと無印よりもプレイがしやすくなった。相変わらずイベント発生条件は激ムズだったけどw

3も最初色々言われてたなぁ・・・格段に遊びやすくなって、でも苦手な音ゲーが出来て・・何回もコンサートやり直したりして大変だったけど、史上最高に応援したいCPである響かなに出逢えてずーーーーーーっとニコニコしながら遊べたなぁ。

4ではさらに甘さがアップしてて、各ルート自分がただの仲人のおばちゃんみたいな気持ちでプレイしたな~アナスカでいろんな可愛い制服を着たかなでちゃんが観られるのがまた良かった。

 

アンジェリーク

作品の隅々まで品位や美しさに溢れていてまぶしいくらい唯一無二なシリーズ。

エンジュが主役のエトワールは前作をやってる人にとっては思う所があったのかな・・・(私にとってのサクラ大戦でいう大神さんが巴里に行った3みたいな感じ)

メモをとりながらプレイしたのはおそらくここが初。スケジュール調整がシビア過ぎない?!と何度も思った。

そういえばエンジュの寝泊まりしている船の船長が結構好きだった。久しぶりにPS2を起動しようかなぁ。

 

ネオアンジェリーク

ベルナールに出逢った。これに尽きる。

アンジェの幸せをいつもずっと思ってるけど、彼に関しては自分に置き換えるのを許して欲しい。そのくらい好き。

地名の名前が秀逸。ウォードン。セレスティザム。フルール。コズ。オラージュ。ファリアン。響きでその街の特徴がなんとなく浮かんでくる。暇さえあれば大陸中を歩き回っていたなぁ。

 

下天の華。

全部クリアしてしまうのが本当に寂しいと思わせてくれた作品。

歴史ものというコエテクさんの得意分野を隙間なく生かしてうまれた、時間がない社会人でも遊びやすいボリュームで最高の物語を味わえる。べた褒めし過ぎなくらいがちょうどいい。とにかく遊んで。体験版もあるよ!

いつか彼らを聖地に立たせてあげたい。その為の貢献は微力かもしれないけどしてきたいと思ってる。

 

 

 

気が付けば出逢って15年経ちました。

発売された作品を全て遊んできたわけではないけれど。

それまで知らなかった世界や考え、文化、イベントの楽しさなどたくさんの事をネオロマに教えていただきました。

日常でつらいことがあっても、かけてもらえた言葉を思い出して自分を奮い立たせたり 、泣きたい事があっても聖地で変わらぬ愛情で背中を押してくれる。

だから私にとってネオロマは大切な『先生』です。これまでも、これからも。

 

 

 

25周年おめでとうございます。今までありがとうございます。

いつまでもお元気で。この先も私を見守って、背中を押して下さると嬉しいです。

また、お逢いできる日を心よりお待ちしています。

 

大好きな『先生』へ、敬意と感謝を込めて。